
おはようございます。院長の鳥尾です。
今日は、最近3日間の暑さに比べ、少し落ち着きましたね。
スーパー巡りをしていると、スイカがたくさん置いてあり、この暑さでつい買って食べてしまいました。
そしてスイカに「塩」をかけると甘くなりますよね~。
甘いスイカにしょっぱい塩をかけるって・・・あれれ? 何故そういう食べ方をするんだろう~(謎)
実は「対比効果」を利用した食べ方なのです。
舌が感じる味覚のうち、「甘さ」よりも「しょっぱさ」の方が早く脳に伝わります。
脳に「しょっぱさ」を伝えてから、後からスイカの「甘み」を伝えているのですね。
このギャップがスイカの本来の甘さをさらに引き出す効果となっているのです。
ちなみに「わさびに砂糖をかけると辛さが増す」というのも対比効果を利用しているそうです。
一方、対比効果と相反する原理も存在します。「抑制効果です」
これは味の強さを抑えようとする働きがあります。
例えば梅に塩をかける効果です。梅のすっぱさを塩で抑えてまろやかにしているのです。
すし飯や酢の物に塩を少し加えると、酢の刺激が抑えられておいしくなりますし、リンゴを塩水につけると褐変を防ぐだけでなく、すっぱさも抑えられます。また、夏みかんやゴーヤの苦味は、少量の塩で多少なりともやわらげることができます。
おもしろい作用ですね。
ちなみに、中国ではスイカに「砂糖」をかけるのが一般的な食べ方なのだそうです。
私は、なかなか砂糖をかける勇気がないですね・・・・・・。