
院長の鳥尾です。
新聞、ニュース、ネットなどを見ていると、「そんな現象に正式名称があったの!?」と思うこともありますよね。
「へぇ~」と言いたくなることを集めてみました。
【1】ケータイのバイブが鳴ったと思って見てみると、メールも電話も入ってない現象
→「ファントム・バイブレーション・シンドローム(幻想振動症候群)」と呼ばれているそうです。
【2】寝てるとき、ビクッとなる現象
→「ジャーキング」と呼ぶそうです。
高いところから落ちる夢を見たり、電車のなかでウトウト寝ているときにビクッと起きてしまう現象
筋肉の無意識に起こる痙攣の一種で、眠いのを我慢してずっと起きているときや、異常に疲れているときに起こるらしいです。
【3】おしっこした後に身震いする
→寒いときに体がブルブル震えるのと同じ「シバリング」という生理現象の一つです。
体温が下がったときに筋肉を動かすことで熱を発生し、体温を保とうとする現象のこと。
「SHIVER」は「(恐怖や寒さで)震える」という意味だそうです。
【4】なんでもない写真なのに、心霊写真のように陰や物が人の顔に見えてくる
→「シミュラクラ現象(類像現象)」という錯覚。
【5】書店に行くと、なぜかトイレに行きたくなる
→「青木まりこ現象」と命名されたんだとか。
青木まりこさんという女性が『本の雑誌』の読者投稿欄に投書した体験談が反響を呼び命名されたとか。
【6】同じ文字をジーっと見ていると「アレ、こんな字だっけ?」と変になってくる
→「ゲシュタルト崩壊」
認知心理学の分野として研究されてますが、いまだに解明されていない部分も多いそうです。
ちなみに、「借」とか「傷」のような、バラバラに認知しやすい漢字を見続けると、ゲシュタルト崩壊しやすいんだとか。
【7】ふと時計を見ると、時間が止まっているように感じること
→錯覚の一種で「クロノスタシス」と呼ばれているそうです。
カチカチと動く時計の秒針をふと見たら、数秒止まって見えて「あれ、時計が壊れているのかな?」と思ったことってありますよね。
【8】ずっと一点を見つめていたら、大小感覚とか遠近感が狂ってくる現象
→「不思議の国のアリス症候群」と呼ばれています。
エプスタイン・バール (EB) ウイルスというヘルペスの一種の初期感染で起きる中秋神経系の炎症だと考えられているそうです。
日本人は子供の頃にほとんどの人が感染するため、『不思議の国のアリス』のアリスが薬を飲んで大きくなったり小さくなったりすることにちなんで命名されました。
【9】冬の晴れた日に太陽を見たら、くしゃみが出やすい
→光刺激が誘引となってくしゃみがでる現象で、「光くしゃみ反射」とそのままのネーミング。
だいたい日本人の4人に1人が、太陽を見てくしゃみをすることができるそうで、「光くしゃみ反射」は遺伝するんだとか。
日常でよく体験するけれど、正式名称があまり知られていないと思われるものをご紹介しました。