
院長の鳥尾です。
夏は雷も多くなりますよね。
私は普段の生活で雷が怖いと思った経験はあまりないのですが、一度だけ怖い思いをしたことがあります。
昔ゴルフをしている最中に落雷しました。
もちろん避難したのですが、避難解除され元の地点に戻ると大きな木に落雷していて。
そのままプレーしていたら、、、、、、ぞっとします。
巷のうわさや話では、金属物を外せば安全?高い物の下に居れば安全??と言いますよね。
実はそうではないようですね。
雷など高電圧の場合、絶縁体も意味がないそうです。
本来、空気は電流を流さない絶縁体のですが、50万Vの電圧がかかると絶縁体破壊が起き電流が流れるそうです。
「金属を身につけていると落雷を受けやすい」といわれますが、放電実験などによると,金属を身につけているかの有無で雷の落ちやすさには関係がないといいます。
また、ゴム長靴やレインコートなどの絶縁体を身につけても,雷が落ちにくくなることはないそうです。
では、雷が落ちやすいのはどのような場所だろうか?
それは、「周囲より高い場所」です。
周囲に何もない平地では,人間に落ちやすくなるので危険です。
金属・絶縁体にかかわらず,釣り竿やゴルフクラブなど,長い物体を体より高く突きだすのはたいへん危険ですね。
雷に対して安全な場所は,建物の中や自動車内です。
屋外では,高い建造物の「保護範囲」が比較的安全です。
保護範囲とは,「5メートル以上の建物の先端を45度以上の角度で見上げる範囲内」です。
高さ約30メートル以上の建物の場合は,「高さに関係なく,建物から30メートル程度以内」が保護範囲です。
建物からは4メートル程度以上はなれる必要があります。
一方,高い樹木のそばはたいへん危険です。
高い木は雷を引き寄せる効果があり,樹木に落雷すると,樹木の幹や枝から,そばの人間に電流が飛び移ることがあります。
これは「側撃」とよばれ,命にかかわります。
ゴルフ場での経験で、樹木に落ちた形跡を見ましたが、10m以上破片が飛ばされていました。
雷鳴が聞こえたら,次に自分がいる場所に落雷する可能性もあるのです。
ピカッと光る稲光が見えてから,ゴロゴロという雷鳴が聞こえるまでには時間差があると、まだ遠いから大丈夫って考えますが、落雷地点が10キロメートルほど一気に移動することもあるのです。
雷鳴の聞こえる範囲は10キロ程度なので、雷鳴が聞こえたら避難です。
参考になりましたか・・・・・。