
おはようございます、院長の鳥尾です。
今の暑い時期にふと疑問が・・・・・。
例えば同じ「36度」といっても、気温の36度と、お風呂の36度では感じ方が違います。
気温36度の場合は、かなり暑く、お風呂の36度はかなりぬるく感じますよね?
同じ温度なのに、なぜこんなにも感じ方が違うのでしょうか?
それは、水と空気との熱伝導率や比熱(あたたまりにくさ)などの違いがあるからです。
簡単に言えば、熱を吸収する速度が違います。
たとえば、水が体温より少し低いだけであっても、体温が水のほうに奪われてしまい、どんどん寒く感じていきます。
しかし、空気の場合は熱を吸収しにくいので、体温があまり奪われず、逆に皮膚からの放熱が少なくなってしまい、どんどん暑くなってしまいます。
またサウナでは、100度という高温でも平気です。(100度のお風呂はやけどします)
これも熱伝導率の違いが大きいのです。
サウナの中は、湿度が極端に低いから耐えられます。湿度が低いと、発汗が十分にされ、体温調節機能が働くので、皮膚の表面温度が下がり、やけどをしないんですね。
ちょっとした雑学でした。